OSアップデートができなくなった古いMacをe-Taxソフト専用マシンにした話

初めての投稿記事は、ブログタイトルに沿った家庭的な話題にしたかったのですが、確定申告の時期であることを踏まえ、e-Taxの手続きに役立つかも?な話を書くことにします。

この記事をぜひ読んでいただきたい人は、以下条件のどちらにも当てはまる人です。

  1. OSアップデートができなくなった古いMacを所有している(近々処分しようかと思っている)
  2. 国税庁が配布しているWindows専用ソフト「e-Taxソフト(ダウンロード版)」を使用したいが、Windowsマシンを所有していない

なかなかニッチな条件とは思いつつ、結論からいうと

「もしOSアップデートができない古いMacを処分するか迷っているなら、
Parallels Desktop 買い切り版(サブスク版ではない方)を導入して、e-Taxソフト(ダウンロード版)をインストールすればいいじゃん!」

という話をしたいと思います。

e-Taxソフトのダウンロード版でできること

私は個人事業主として開業し5年ほど経ちますが、昨年、e-Tax(電子申告)確定申告の手続き以外にも、個人事業主なら度々直面するであろう「個人事業の住所変更の手続き」「源泉徴収税額の納付届出手続き」にも対応していることを知りました。

多くの方に利用されているであろう「やよいの青色申告オンライン」、「freee」、「マネーフォワード」などのクラウド型の会計ソフトでは、確定申告といくつかの関連する届出が行えるようですが、前述した「個人事業者の納税地の異動(住所変更)に関する届出」「源泉徴収税額の納付届出手続」には対応していません(私が調べた限りおそらく)。

それらの手続きをオンライン(電子申告)で行うには、「e-Taxソフト」ダウンロード版が必要になります。

なお、e-TaxソフトにはWEB版(オンラインで起動するソフト)ダウンロード版(一度インストールして起動するソフト)2種類が存在するのですが、WEB版は上記の手続きに対応しておりません。
そのため、ダウンロード版をインストールする必要があるのですが、悲しいことにダウンロード版はWindows専用ソフトなのです!

e-Tax公式ページには、ダウンロード版は「全ての申告、各税目の申請・届出」に対応しているとあります。

そうなると、Macユーザーの方が上記手続きをオンラインで行いたい(e-Taxソフトをダウンロードしたい)場合は、手持ちのMacにWindows環境を構築するか、Windowsマシンを購入するかの選択に迫られるわけですが…生粋のMacユーザーであればきっとMacで完結したい方が多いかと思います。

そこで、

「もしOSアップデートができない古いMacを処分するか迷っているなら、
Parallels Desktop 買い切り版(サブスク版ではない方)を導入してe-Taxソフト(ダウンロード版)をインストールすればいいじゃん!」

という話が登場するわけです。

「Parallels Desktop」買い切り版で、古いMacに半永久的Windows環境を作る

Parallels Desktop」とは、MacにWindows環境を構築するソフトで、購入方式には買い切り版サブスク版(年毎に課金)があります。
一定のOSまでしか対応しないのが「買い切り版」、毎年のMacOSアップデートに対応するのが「サブスク版」です

2023年3月時点では「Parallels Desktop 18」が製品名となっていますが、「一定のOSまでしか対応しない買い切り版」というのは、その年リリースされた最新のMacOSにまでしかソフトが対応しないということです。2024年の今頃には「Parallels Desktop 19」が発売されており、その時の最新Mac OSまで対応するということになるはずです。


つまり、逆に(?)考えると、OSアップデートの余地がないMac買い切り型のParallels Desktopをインストールすればその後課金せずに半永久的にWindows環境を構築できるわけです。

※Parallels Desktop以外にもBoot Camp機能を使ってWindows環境を構築することはできます。
※ちなみにe-Tax(WEB版)は対応OS、ブラウザのバージョンを更新していくので、古いMacだとe-Tax(WEB版)が使えなくなるタイミングがおそらく訪れます。

私はかねてよりMacユーザーであったため、OSアップデートに対応しなくなった古いMac miniを所有していました。
そのMac Miniに「Parallels Desktop」をインストールしWindows環境を構築した後、「e-Taxソフト」をインストールしたことで、昨年は引っ越しに伴う「個人事業の住所変更の手続き」や、「源泉徴収税額の納付届出手続き」をオンラインで行うことができました。

死にゆく定めだったはずのMac miniは新たな命を吹き込まれ、完全に息を吹き返したという話です。
めっちゃSDGs。

以上、めちゃくちゃニッチな条件が揃った場合にのみ実行できるライフハック?ではございますが、意外に、個人事業主やフリーランス界隈の方には同じ境遇の方もいるのではないか?…と当時から思いしたためていた話を、やっとここでアウトプットすることができました。

誰かのお役に立てましたら幸いです。

追記

この記事を一生懸命に書きながら国税庁のサイトを閲覧していると、発見が…。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2091.htm より転載

なんということでしょう。

手続きが簡潔になっていくのは大変有り難いことですが、昨年e-Taxソフト(ダウンロード版)の導入にかけた労力の半分は無駄になってしまいました笑

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