ドラムをやりたい。
スタジオを借りずに、自宅で制限なく。
電子ドラムではなく、小音でもいいから生で音を出したい。
自宅に無理なく置けるサイズ感で、気軽に持ち運びもしたい。
この世知辛い世の中で、そんなわがまま過ぎる条件をほぼ全て叶えてくれるドラムセットが、2026年4月に発売されました。
その名は「NUVO Zip-Kit」です。
私は、おそらく国内では割と早い時期に購入した部類かと思います。
どこで購入したか、使用感、オプションパーツの存在などについて参考になればと思い、書いていきます。
NUVI Zip-Kit 購入のきっかけ(※読み飛ばし推奨)
私は、5〜6年前からMASCHINEやMPCなどのフィンガードラム系機材を叩き出しました。
最初の頃は、単なるDAWにおけるMIDI楽器的な位置付けで、曲作りのワークフローに華を添えるもの、くらいの用途で使用していたのですが、徐々に、フィンガードラムやリズム感といったフィールドに関心が赴くようになり、今ではすっかりDAWレスのワークフローを試みるようなオタクっぽい感じになってきたものです。
フィンガードラムやリズムに対する興味が膨らむ中で、私は常々、ドラムのフィーリングをより極めるには、生ドラムを叩く必要があることを感じていました。
なぜなら、フィンガードラム有段者的な方々の経歴を調べると大概ドラム経験者であることが多かったこと、
また、グルーヴやポケットと言われるような、「リズム」という概念のコアなところを突き詰めていく上で、「体を使って」リズムを感じることが重要だと考えていたからです。
そんなわけで、さっそく「生ドラムを購入したい」という夢を掲げてみるわけですが、一番はじめに導入ハードルとなるのは住環境です。
今住んでいる物件は、楽器可能ではあるものの、ピアノやギターのレベル感まではいけるが、本格的なドラムとなると流石にNG。電子ドラムならいけるかとも考えましたが、部屋のスペース的に厳しい状況。
「スタジオを借りて練習する」ことも選択肢にはありますが、ある程度継続して練習することまでセットで考えると、近くに良いスタジオがないと、社会人・子育て世帯の親父としては、なかなか足を運べずに時間だけが過ぎていくのでした。
おもちゃのアンパンマンドラムセット的なやつなら、音も小さいし場所も取らないし自宅に導入できるかな〜なんてことを思ったりしながら、コンパクトなドラムセットをネットで探す、ということを、数ヶ月に一度くらいていたような気がします。
そんなある日、 Instagramでフィードを眺めていると、これまで見たことがないドラムセットの広告が出てきました。それが「NUVO Zip-Kit」でした。
購入したお店・取り扱い店
私は楽天市場で購入しました。が、私が利用したお店は、現在もう取り扱っていないようなので、おそらく正規代理店と思われる、島村楽器さんのリンクをこちらに貼っておきます。
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入荷待ちに1ヶ月以上要しましたが、耐えに耐え、ついに手にいれることができました。

NUVO Zip-Kit Essential Kitの使用感
組み立て、大きさについて
組み立てはめちゃくちゃ簡単です。5分もあれば、キック、スネア、ハイハットのセッティングはできます。
大きさは、箱に入っている状態だと、少し大き目のゴミ箱程度。パーツをセッティングした状態でも、畳半畳くらいのスペースで演奏が可能です。
全体の重量も軽く、男女関わらず、セットした状態の全体を持ち上げて部屋を移動することも可能です。


各パーツの使用感
初心者なので、音の良し悪し、ペダルの良し悪しなどは比較対象となる知見がなく、なんとも言えないところはありますが…全体として、ドラミングを十分に楽しめるクオリティの代物だと思います!
それを前提として、細かいところの所感は以下です。
- ハイハットペダルの操作については、結構強めに踏み込まないと、タイトなクローズハイハットの音が出しにくい気もするのですが、慣れるものなのか、私が下手なのかわかりません。
- スネアの音質・音程は、ネジを閉めたり緩めたりすることでチューニングできます。しかし、思っているよりも微妙な変化しか得られない印象です。チューニングの有無はありつつも、基本的には甲高い系のスネアの音です。
- バスドラムのペダルは振れ幅を調整できます。本格的なドラムペダルと比較してのクオリティの良し悪しはわかりませんが、一応、「ドド」っという”ダブル”を鳴らすのは、初心者の私でも一応できていることは述べておきます。
- 付属の椅子は、高さ調整が簡単で、軽くて使い勝手は良いです。
ただ、座面カラーが「青」なので、インテリア的になじまず、私は使用しておりません。
音量について
パーツによる音量の違い、響き方の違いはありますが、「自宅(鉄筋コンクリート造)で鳴らすことができる音量か否か」という点については、「可もなく不可もなく、環境による」というのが正直なところです。
キックの低音、ペダルを踏む振動が床を伝う感じは普通にありますし、後述しますが、シンバルやハイハットの金属系の音も、思い切り叩くと普通に部屋中に響き渡ります。
私自身は、日中迷惑をかけないような時間帯に、ぶっ続けて長時間叩くのではなく、時間を小分けにして、叩きたいフレーズを5~10分練習する、といったような使い方をしております。2〜3ヶ月経ちますが、今のところクレームはありません。
ドラムパターンを体に染み込ませるだけであれば、「軽く叩いて音量を抑える」という手もあるのかもしれませんが、それではあまり上達しないかとも思います。「本気でドラマーを志すような練習が、普通の住環境でできる」とまでは言えない音量感です。
逆に、思い切り叩けば叩くだけ音量は出るので、Zip-Kitをスタジオや練習場に持ち込むのは全然ありだと思います。
オプションパーツについて
Zip-Kit Essential Kitのオプションパーツとして、「クラッシュシンバル」と「タム」があります。
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私はEssential Kitと同時に、「クラッシュシンバル」を購入しました。
Essential Kit付属のキック、スネア、ハイハットだけでもドラム初心者としては十分楽しめると感じます。ですが、経験者の方はオプションのシンバルやタムがあった方がきっと演奏の幅が広がるのかなという印象です。
シンバルは思ったより音が大きく、振動が床まで這う感じがあります。
叩き方にもよると思いますが、「パシャーン」という軽い音というよりは、「ガシャーン」に近い感じかと思います。
まとめ
この商品の一番の強みは「コンパクトさ」かと思います。
音量についての注意はありつつ、「自宅でドラムをやってみたい」という願望実現にはもってこいです。
現在の価格が47,300円となっていますが、それに見合うクオリティなのか否かという点については、まぁ円安だししょうがないかな…といった印象です。
プラス1〜2万円で、コンパクトタイプのリアルドラムセットが手に入る価格帯ではありますので、音量や設置スペースに気を使う必要がない方は、それらを選ぶのが良いのではないかと思います。
以上、購入をご検討されている方のご参考になりましたら幸いです。

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